[Ruby][event]RBC(RubyBusinessCommons)の一周年記念セミナーに行ってきた - 2日目午前(まつもとゆきひろさんライブコーディング)の続き。
午後はイムズホールに場所を移して、「RBC一周年記念セミナー」が行われた。
RBC会長の
最首さんによるオープニングは、ムービーを用いた「人の心に訴えかける」内容だった。
自分の言葉で話すってとても難しくて、頑張ってもやたらと形式張ってしまったり、柔らかくなりすぎてしまったりするのだけれど、
最首さんの話はいつも真摯でとても素敵だ。
特に印象に残っているのは「可能性に挑戦する人」「プログラミングはカルチャーである」そして「Rubinnovation」という2008年度のキーワード。
Rubinnovationの詳細や、その後にあった麻生福岡県知事からの挨拶についてはITProの「
「Rubinnovationを起こしたい」---Rubyビジネス・コモンズが設立1周年イベント,事例やソフトを披露を」を参照。
RBC一周年記念セミナー基調講演 「Rubyのあゆみ〜思えば遠くに来たもんだ〜」
ネットワーク応用通信研究所/楽天技術研究所 まつもとゆきひろ
2008年7月23日(水) 13:40-14:30@イムズホール
●思えば遠くに来たものだ
・コンピューティングに関わって30年、Rubyの開発を初めて15年、Rubyが本業になってから10年
・eXtreme Programmingではやはり「振り返り」が大事
●振り返り
・最初のコンピュータはガジェット好きの父が買ったL-Kit16
・実際にプログラミングを始めたのはPC-1210が最初
・25年前、プログラミング言語に興味を持ち、言語デザインを開始する
・オブジェクト指向の本を探して勉強
・20年前、大学で静的型多重継承言語を作成
・15年前、バブルが崩壊して仕事がなくなってしまったので時間を使ってRubyを作る
・10年前、オープンソースプログラマになってRubyが仕事に
・2001年頃Ruby本のバブル、2004年Ruby on Railsが出来た
・1年前、NaClと楽天技術研究所のフェローになった
●見えない壁
・仕事は楽しくない
・好きなことをしちゃいけない
・我慢しなくちゃ行けない
という思い込み
●プログラミングにおける勇気
・リスクを取る
・新たなことに挑戦する
・新たな世界を作り出す(15年前は何もなかったのに、15年でRubyの世界が出来た)
過去と同じことをやっているとき、リスクは「ない」のではなく「見てない」だけ
ガラパゴスにならないためにも、継続的にリスクを取っていかないといけない、滅びてしまう
・「本当に上手く行くかどうか」なんて誰にも分からない
でもそこに「賭けてみよう」とする思いに触れると、応援したくなる
●新しい世界を作るために必要なもの
・勇気
・情熱
・継続
特に最後の3つ、「見えない壁」と「プログラミングにおける勇気」と「新しい世界を作るために必要なもの」はすごく、すごくよかった。
この講演の後、全く別の場所で「心が歌わない仕事はすべきじゃない」という言葉を聞いたけれど、どちらも「そうだよなぁ」と。
人によって「過度な情熱は仕事の質を下げる」という考え方もあるのは知っているけれど、僕はこの「好きなことを仕事にしていてとっても幸せ」という考え方が好きだ。(この話をしていたまつもとゆきひろさんの笑顔が幸せそうで、なんとなく幸せが伝染した気がする)
まつもとさんの講演の後、休憩を挟んでJRuby開発者のトーマス氏の話も、アドビジャパンのギャレット氏の話もあったのだけれど、隣に居た
片平さんに「あ!」と指されて気付いたら、MacBookの電源が3%くらいになっていたので記録を残すことを断念。
手元にMacBook以外の記録媒体(ノートとペンは電源がなくても動くところがいいところだと思う)が無かったことが悔やまれる。
そして僭越ながら少しだけ話をする機会を頂いたパネル・ディスカッションでは、緊張のしすぎで自分でも何を言っているのか分からなくなったけれど、「RBCから貰った"楽しい"を、増やしてもっとたくさんの人に渡して行きたい」という気持ちを一生懸命話してきた。
仙台、名古屋、長崎、東京、そして福岡、色んな場所で「Ruby楽しい」とか「コーディング楽しい」とか「なんか分からないけど、みんなで教え合って作るの楽しい」という気持ちが増えたら嬉しいし、そのお手伝いが出来るならしていきたいな、と福岡へ行って改めて感じた次第です。
この後の懇親会は参加出来なかったけれど、こんな感じだったらしい。
という訳で普段東京ではお目にかかることのなかった、たくさんのRBCメンバーの皆さんにお会い出来て、とっても楽しい2日間でした。
準備をされていた方、受付をされていた方、会場で話しかけて頂いた方、勉強会や講演で色々なことを教えて下さった方、勉強会でフォローして下さった方、そしてお誘い頂いた皆様に改めて感謝申し上げます。
どうもありがとうございました!
また次の
イケテルJRuby勉強会@東京でお会い出来るのを楽しみにしております。
テーマ : Ruby on Rails
ジャンル : コンピュータ