GenesisLightningTalks Vol.14で本を10冊紹介したつもりが11冊紹介していた

前々回(Vol.12)、前回(Vol.13)と聞く側に回っていたので、久しぶりに話すことにしてみたGenesisLightningTalks Vol.14。今回のテーマは「プロジェクタのないライトニングトーク」、直前まで特に思いつかずにいたのだが、いきなりアイデアが降りてきたので慌ててスーパーマーケットのカラーコピー機へ向かう。

どんなアイデアが降りてきたのかは、YouTubeに上がっている動画をご覧頂きたい。
たった5分だしね、見てもらう方が早い。(とはいえ、やっぱり動画を見るのって、文章を読むより少しだけ敷居が高い気もする)



以下は紹介した10冊の本。
そして話をする直前に気付いたので、誤摩化しながら話したのだけれど、実は10冊じゃなくて11冊紹介してました。どこで間違えたんだろう、多分選ぶ時だろうな、どうやら数も数えられないようです。さらに言うとタイム・リープは上下巻なので全部で12冊です。



折角なのでひとつずつ紹介しておく。
先ずは「夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)」。序盤に書かれている「愛に満ちたおともだちパンチ」の話が大好きだ。



2冊目は「魔王 (講談社文庫)」。政治の話を滔々とする人には黙ってこの本を手渡そう。きっと黙って読んでくれるし、読み終わったら楽しく話が出来るはず。



3冊目は「ダックスフントのワープ (文春文庫)」。藤原伊織は「てのひらの闇 (文春文庫)」も素晴らしいけれど、普段あまり本を読まない人や、複雑な文章を追いかけるのが苦手な人にはこちらをオススメしたい。



4冊目は「時生 (講談社文庫)」。勧められて読んだid:sugyanも泣いた一冊。



5冊目は「ライトノベル」や「SF」を読んだことがない、最初に何を読めばいいのか分からない、という人に勧めたい「タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146))」(上下巻なので併せて「タイム・リープ―あしたはきのう (下) (電撃文庫 (0147))」も)
タイムトラベルものはラベンダーの香りも、猫が扉を開けるのも読みましたが、破綻がなくて面白いので私はこれがお勧めです。あとがきがわりに書いてある「続編」はいったいいつになったら出るんだろう。(もう10年以上待っている)



6冊目は色々な本を読み過ぎて、最近は先にオチが分かってしまう、という人にお勧めの「イニシエーション・ラブ (文春文庫)」。多少推測は出来るものの、ラスト一言できっちりひっくり返してくれる辺りに大満足です。



7冊目は本を読み過ぎただけでなく、インターネットもやり過ぎて飽きてしまった人にお勧めの「声の網 (角川文庫)」。初版は相当前で、現在のようにインターネットが普及した世の中は想像出来なかったはずなのですが、今読んでも遜色ない内容です。



そして8冊目は、携帯小説で「ずっと孤独だった主人公がやっと出会えた運命の恋人が白血病で死ぬ」というパターンにうんざりしている人に勧めたい「白い女 (集英社文庫 青 108-J)」。
この本は元々人に借りて読んだらあまりに素晴らしかったので、自分で買おうとしたら絶版になっていた、という経緯があります。当時はAmazonも今ほどの品揃えがあった訳ではありませんでした。方々の本屋さんに問い合わせたものの見つからず、もう手に入らないのか、と諦めていたある日・・・友人が「こないださー、お前が欲しいって言ってた本、偶然入った古本屋にあったよ」と何気なく言うではないですか!
なんで買ってきてくれなかったのか、と怒りに任せて問いつめたところ、「嘘だよ、ちゃんと買ってきてやったから、はい」と、念願の一冊を渡されたのであった。しかも後日聞いてみたら実は古本屋に入るたびに、気にかけて探していてくれたらしい。ああ、あいついい友達だったなぁ。



9冊目は海外の翻訳小説が何となく苦手です、という人に勧めたい「蝿の王 (新潮文庫)」。少々表現がグロいので、食事時や精神衛生の良くない時にはお勧めしませんが、翻訳物特有の読み難さもなく、夢中になって読める一冊です。



10冊目はそんな「蝿の王 (新潮文庫)」が気に入った人に、さらに勧めたい「クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)」。映画化された「青の炎 (角川文庫)」もよかったですが、こちらは吐くぐらいグロくて面白いです。



そして10冊紹介すると言いながら実は11冊紹介していた11冊目は、角田光代の「Presents (双葉文庫)」。贈り物に迷ったら、ぜひこの本をプレゼントしてあげて下さい。生まれてきて、最初に贈られる「名前」に始まり、様々なプレゼントにまつわる短編がぎっしりと詰まっています。
「本をプレゼントする」というストーリーも入っており、本が好きな人だけでなく、「本を贈る」という発想を持ったことのない人にも、きっと驚きとともに喜ばれる一冊だと思います。



以上、本が大好きな私が色んな嗜好の人にそれぞれ勧められる11冊を、セレクトしてご紹介しました。

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ジェネシスメイクミースマイル。

Genesisとは聖書の「創世記」を指すとともに、「起こり、起源{きげん}、生成{せいせい}、創始{そうし}、発生{はっせい}」などの意味をもつ単語である。
平たく表すならば「創る」と言っていいかも知れない。

昨日のGenesisLightningTalks Vol.14では、ある創造が行われた。
最初は皆、きょとんとしていたように思う。

「大好きなものをつくりたいなと思って、準備をしてきました」

という言葉とともに、透明な瓶やお菓子やこまごましたきらきらしいものがたくさん出てきて、話し手である@syumikkoはそれらを一生懸命瓶に詰め込み始める。

「はいらないかな、あれ、えいっ」

もしかして@syumikkoは、緊張のあまり最初に「何をつくる」のかを言うのを忘れたのかな、と思いつつ、聞き手は大人しくその様子を見守る。なんとか瓶の蓋を閉めると、今度はリボンや飾りの花や袋まで出てきて、瓶は段々と可愛らしい様相になっていく。

「完成したんです、けど・・・」

何が出来たんだろう、という期待のまなざしをうけて、出来上がったそれを持ちながら@syumikkoはこう続けた。

「別にこれをつくりたかったわけじゃなくて、実は、近くmochikoたんの誕生日があるので」

恐らく全員が「ああ、プレゼントを作ってたのか!」と思ったと思う。
けれど@syumikkoの発想はさらに上をいっていた。

「わたしは、mochikoたんの笑顔が創りたかった」

正直に言うと、かなり感動した。
先日、id:hyoshiokさんが「ライトニングトークというものが、これだけ発展を遂げて広がったのは日本だけじゃないか」という発言をされていただが、そんな日本でも、ライトニングトークで誰かの「笑顔」を創ろうとしたのは、@syumikkoが初めてじゃないだろうか?

SBSH0166.jpg

可愛らしい瓶の中には、私が欲しかったものがたくさん詰まっていた。
それに、何より@syumikkoの愛がぎゅうぎゅうに詰まっているのを感じた。

SBSH0168.jpg

今まで、GenesisLightningTalksって何?と聞かれたときに、今ひとつ説明がしづらかったのだけれど、それは「5分間で何でも創造出来る場」なので、逆に「○○をするところ」というような制約による説明の固定化が出来なかったからかな、と@syumikkoのトークを終えて、そう思った。

感動の5分間は「YouTube - GenesisLightningTalks Vol.14 syumikkoさん」からご覧頂けます。

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したければすればいい、というただそれだけの話

君はどんな風に生きたいの?と聞かれた時に、いつもこんな風に答えていた。
「君は一週間後に死んでしまうよ、と言われた時に、『いつもしたいようにしているので、この一週間も予定通りに過ごします』と返事出来るように生きたい」
一週間後に死んでしまうならここへ行っておけばよかった、あの人に会っておけばよかった、もっともっとしたいようにすればよかった・・・そんな風に思わないで済むように、いつも出来るだけ「したいように」している。

読みたい本を読み、眠りたいだけ眠り、会いたいひとには会いたいときに会いにいく。
いとしいなと思ったらきちんと「愛してるよ」と発音して、人を非難するよりも自分の在りたい姿を考える。

勿論、何もかもが完璧に出来る訳じゃない。
自分の欲求をはっきりさせることを怠った「怠惰さ」や、欲求を叶えるための働きが足りなかった「迂闊さ」故に、したくないことをしてしまうこともある。何かを選ぶために、どうしてももうひとつの願いを捨てざるを得ないこともある。

先日、美しい丘という名前を持つ女性の話を読んだのだが、彼女の考え方はトレースできた。(ただあそこまで切実に覚悟がある訳じゃない)
美丘の言う通り、私たちの時間は有限だ。終わってしまう時になって「私はこう生きたかったのに○○のせいでそういう風に生きられなかった!」と誰かのせいにすることは出来ない。もっと言うと誰かのせいにしても結局自分が救われないので意味がない。

「○○するなんて最低だ」という感情の裏側を掘っていけば、きっと「○○じゃなくて△△すればいいと思う。僕はそうしたい」という考えが見つかると思う。
「△△する」ためには努力が必要かも知れないし、つらい出来事があるかも知れない。けれど、少なくとも、いつまでも「○○するなんて最低だ」と呟いているよりはずっと楽しいはず。

マッコリをお代わりしながら、非常に楽しそうに「したいならすればいいんだよ」と話しているid:hyoshiokさんを見つつ、改めてそんなことを思った春の日であった。

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重たい音を立て、ブーツのままで走り出す

冬の終わり、光の春の始まり、ブーツに傷がつくことも気にせず、重たい音を立てて、全速力で走り出す。
薄皮を剥ぐように少しずつよくなっていく日々も、過ぎてしまえばなんということはなく、振り返ればこれで良かったのだと思う。

両手を広げて深く息を吸いこみ、春を抱きしめるようにする。
ようやく、春が来たのだ。

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ジャンル : 心と身体

GenesisLightningTalksは6番目に小さな素数を迎えました

という訳でGenesisLightningTalks Vol.13は無事終了しました。

会場に来る途中で迷子になってしまった人を、さっきまで迷子だった人が案内するなど、参加者同士の相互互助が成り立っているGenesisLightningTalksでは、主催者に仕事が偏るということがなく、少しのエネルギーで毎回たくさんの楽しい話が聞けるので嬉しい限りです。

みなさま、いつもありがとうございます♪
資料と動画、そして写真はいつもどおりGenesisLightningTalksのWikiに上がっています。

ところで今回(Vol.13)は「春なので愛をこめて〜をつくってきた」というお題だったので、GenesisLightningTalksへの愛をこめて作った「紅茶葉入りバナナパウンドケーキ」を懇親会のお店で出してもらいました。
お店の人にこっそりお願いして、最後に出してもらったのですが・・・ありがたいことにこれが好評だったー。最後、余ったケーキをめぐって@syumikkoちゃんとたつろうさんが水面下の争いをしているのを目撃してしまった。恐るべし、バナナパウンドのチカラ。

次回は3月末にプロジェクタなんか用意してないよ?というハードルを軽ーく超えてみせろー、なライトニングトークを予定しています。

ピクチャ 10

プロジェクタの制約がないなら、別に野外でもいいんじゃない?3月末だしお花見ライトニングトークなんてどうよ?という話もTwitterでちらほら出ていますが、そこまで来るともうただの花見というか飲み会でいいんじゃ(ry・・・と思いつつ、こぼれる桜の花びらの下でライトニングトークをするのは、酒も相まって非常に楽しそうだなぁ、とも思います。

何にせよ、春を謳歌するのは良いことですよね。
世界が美しくなる季節に、また皆さんのトークが聞けることを楽しみしております。

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プロフィール

Author:mochiko
前職は携帯コンテンツ会社のエンジニア、現在は独立系SIerで色々。
GenesisLightningTalksのお手伝いをしたり、気になる勉強会に参加したりしつつ、毎日本を読んで過ごしています。
どれだけ本を読んでいるのか、はライトニングトークの動画を見てもらえれば・・・。

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