[GoogleAPI][event]Google Developer Day 2008 Tokyoに行ってきた - 基調講演

Google Developer Day 2008 Tokyo

2008年6月10日(火) 10:00- 12:00
基調講演@パシフィコ横浜(会議センター) メインホール

シニアプロダクトマネージャ 及川卓也氏
「次世代ウェブに向けて クライアント(client)、コネクティビティ(connectivity)、そしてクラウド(cloud)」

●3つのC
  ・メインフレームの時代(30年前)
   *処理能力やデータ容量は高い
   *実際にユーザに使ってもらう展開の容易さはあった
   *しかしながらUIの観点から見ると使いやすい環境ではなかった
  ・パーソナルコンピュータの時代
   *処理能力やデータ容量は低い
   *個人のPCにアプリケーションを入れて使ってもらうことは難しかった(個々の環境によって動作が異なるため)
  ・インターネットの時代
   *メインフレームの時代に戻ったような感覚

    →インターネットの時代を経て、現在の課題は
     「クラウド」をよりアクセスしやすく、
     「コネクティビティ」をユビキタスに、
     「クライアント」をよりパワフルに という3つのC

  しかしすべての人のコンセンサスを取りながら、物事が決まっていくのがウェブの標準であり、
  Googleが一方的に解決策を決める訳ではない

●Client(よりパワフルに)
  ・1年前に発表したGears
   *ブラウザを拡張することでリッチウェブアプリケーションの開発を可能に
   *ローカルデータベース、ローカルサーバを利用することでよりリッチなアプリケーションを提供
  ・Android
   *実際にAndroidが載った端末でデモンストレーション
   *Google Mapsで特定の場所を選んだら、その場所での視点が再生されてた、すごい

●Cloud(よりアクセスしやすく)
  ・Google App Engine(ソフトウェアエンジニア鵜飼氏)
   *Google App Engineを使うことで、Googleのプラットフォームを使って自由に開発が可能となる
   *なぜGoogle App Engineを用意したのか?
    →アプリケーションを開発するのは、
     物理的にマシンを用意し、Linux,Apache,MySQL,PHPなどを準備する必要があり、
     初期コストや運用コストがかかり、非常に大変なことである
     これを助けるのがGoogle App Engine(みんなが作ったシステムを実際に動かせるプラットフォーム)
   *どうやってGoogle App Engineを使うのか?
    1. 先ずはコードを書く
    2. ローカルマシンで動作を確認する
    3. Googleに対してコードをデプロイするだけ!
   *Google App Engineを使った事例
    a) Twitter Wheel
     http://www.tweetwheel.com/
    b) Later Loop
     http://www.laterloop.com/
   *日本のキャリアの対応が遅れてはいるが、近々に解決する予定
   *GData(プロトコル)を用いて、Googleをデータエンジンとして使うことが出来る

●3つのC以外に・・・ソーシャル化
  ・ウェブが人やサービスを結びつける基盤となり、よりいっそうソーシャル化が進んでいく
  ・Googleの提供するソーシャル技術
   *iGoogle
   *Google Maps
   *Youtube
  ・OpenSocial
   *2007年11月に発表された完全なオープンソースプロジェクト
    * 利用者は2億7千5百万人
    * 開発者は2百万人
    * サポート表明コンテンツパートナーには日本企業も多い
   *既存のソーシャルサービスは、各サービスごとに閉じてしまっている
   *そこを共通部分化することで、どのサービスでも共通で使えるアプリケーションが開発出来るようにしたい
   *開発事例(株式会社リクルート メディアテクノロジーラボ 近藤氏)
    a) コマーシャライザー
     http://cmizer.com/
    b) ドコイク?
     http://www.doko.jp/
   *Google Friend Connect
    * オープン標準に基づく
    * 単純なコピー&ペーストでサイトを構築可能
    * OpenSocialコンテナや開発者に対しての新しい可能性の提示
    * これを用いることで、よりユーザにリーチ出来る場が広がる

●3つのC以外に・・・ウェブアプリケーションの開発をより身近に
  ・ウェブデザイナや一般ユーザにもGoogleのサービスを取り込んでもらえるように
  ・Google Maps API for Flash
   *FlashでGoogle Mapsの機能を利用したアプリケーションの開発が可能になる
   *今までのJavaScriptと同じように、ActionScriptからAPIが使えるようになった
   *実際のデモンストレーション(ソフトウェアエンジニア 加藤氏)
    * 加速度センサーとアプリケーションが連動し、センサーを動かすことでGoogle Mapsが動く(はず)
    * フライトシミュレータのようなアプリケーション
  ・Google Earth API
   *Google Earthのにより提供される3次元のレンダリング機能をウェブサイトに組み込める
   *現時点ではWindows環境のみ
   *実際のデモンストレーション(Mano Marks氏)
    * MONSTER MILKTRUCK!
     http://www.google.com/earth/plugin/examples/milktruck/
  ・Chart API
   http://code.google.com/intl/ja/apis/chart/
   *URLのパラメタで値を渡すことで、グラフ、チャートをPNG形式のファイルで返してくれる
   *このAPIを使うことでチャートの作成を動的に行うことが出来る
   *このAPIがRESTful対応の例のひとつ

●One more C
  ・課題に対しての完全な形を見つけきれている訳ではなく、みんなと一緒に解決し、
   ウェブをあるべき姿に成長させていければと考えている
  ・もうひとつのC(執行役員 辻野氏)
   *Cloud, Connectivity, Client, and One more C is Communication
   *ニーズの高いドキュメントから、今後も随時日本語化を進めていく予定
   *Googleが用意した土壌に、デベロッパが自由に種を蒔き、育った木がコミュニティとなっていって欲しい
   *デベロッパをサポートするプログラム
    * デベロッパ交流会を開催
     http://groups.google.co.jp/group/developer-round-table
    * Google API experts program(各APIの認定エキスパートを中心として、サポート活動を行う)
     http://googlejapan.blogspot.com/2008/06/google-developer-day-2008-japan-ask.html
   *Be Social

テーマ : Google
ジャンル : コンピュータ

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プロフィール

Author:mochiko
前職は携帯コンテンツ会社のエンジニア、現在は独立系SIerで色々。
GenesisLightningTalksのお手伝いをしたり、気になる勉強会に参加したりしつつ、毎日本を読んで過ごしています。
どれだけ本を読んでいるのか、はライトニングトークの動画を見てもらえれば・・・。

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